

奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが…。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。

城北大学に編入して“月光荘”の寮生となった入埜転子は、怪談会の主催をメインとするサークル“百怪倶楽部”に入部した。怪談に興味のない転子だったが寮長の戸村が部長を兼ねており居心地は良かった。だが、寮の地下室で行なわれた儀式“四隅の間”の最中に部員の一人が突然死をとげ、不気味な黒い女が現れるようになって…。転子から相談を受けた弦矢俊一郎が、忌まわしき死の連鎖に挑む!大好評のシリーズ第2弾。

幼少の頃から、人間に取り憑いた不吉な死の影が視える弦矢俊一郎。その能力を“売り”にして東京の神保町に構えた探偵事務所に、最初の依頼人がやってきた。アイドル顔負けの容姿をもつ紗綾香。IT系の青年社長に見初められるも、式の直前に婚約者が急死。彼の実家では、次々と怪異現象も起きているという。神妙な面持ちで語る彼女の露出した肌に、俊一郎は不気味な何かが蠢くのを視ていた。死相学探偵シリーズ第1弾。

おまえの怨みを晴らしてやろう。かわりにおまえのからだを貸せ。それは、不死者からの恐怖の呼び声だった―。不知火高校で起こる凄惨な連続殺人事件。被害者は全員、同じ不良グループに属しており、殺される前に、奇妙な電話を受けていた。しわがれた男の声が告げる「…ニワメ、…ニワハ」の謎とは?異形のものが見える少女・神山美咲が真実に挑む!大藪春彦賞作家が、本当の恐怖を描く、書き下ろしホラー最新作。
ミシガン州に住むデビッドは同級生のミリーに想いを寄せるごく普通の高校生。しかし、川でおぼれそうになった時、彼は自分に備わった途方もない“才能”に気付くことになる。冷たい川底から一瞬にして図書館へと“ジャンプ”していたのだ!母が家を出て以来、人が変わってしまった父との生活にうんざりしていたデビッドは、1人ニューヨークへと向かう。15歳の彼が生きていくため次に瞬間移動したのは、銀行の金庫室だった。まんまと大金をせしめたデビッドだが、その存在に気付いた男がいた。“ジャンパー”を悪とみなし、彼らの抹殺を使命とする組織“パラディン”のローランドである。
10年後、デビッドはニューヨークからロンドンへ、オーストラリアの海へ、東京の繁華街へ、エジプトのスフィンクスへと飛び回り、“ジャンパー”の特権を謳歌していた。しかし、その秘密を守るため、常に孤独を強いられる生活。そんな時、ミリーと再会を果たしローマでのデートに誘うデビッド。楽しいひと時を過ごした二人の前に、突如現れた謎の青年グリフィン。そしてデビッドは“ジャンパー”の宿命、さらに母が秘めていた重大な秘密を知る……。